電力小売全面自由化って何?

2016年01月29日

資源エネルギー庁より電力自由化についての資料が公開されています。
資源エネルギー庁 電力小売全面自由化

今回自由化される範囲は家庭などへの小売分野です。
サンプル
大量に電気を使用する工場等は、既に小売が自由化されていますね。

さて、新規の電気小売業者が参入してくるということなのですが。

まず不安なのが「電力の安定供給」です。

この疑問については資源エネルギー庁が以下の回答を出しています。
今ある送配電網を使うので新たに電線を引くことにはなりません。 また、電気そのものの品質や信頼性(停電の可能性など)は、どの会社から電気を買っても同じです。 さらに、契約した電力会社が電気を調達できなかった場合でも、送配電網を管理する会社がその分を補給するので、ただちに電気の供給が止まることはありません。

ちなみに小売会社が倒産した場合は各地域の電力会社が供給してくれます。

なので安定供給については問題ないかと思われます。

次の不安が料金が安くなるのか?高くなるのか?でしょう。

これについては明確な答えがありません。
ガスと電気のセット販売などの料金プランも出てきますし、
事業者によっては大規模な太陽光発電所を所有していたりと、
各会社の規模によって上下します。

ちなみに電力自由化を既に行っている諸外国では電気料金が値上がり傾向にあると言われています。
理由の多くは、燃料費の高騰や、再生可能エネルギー買取費用の増大が要因とされています。

どうなるかは始まってみないとわかりませんね。


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